スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

▲PAGE TOP

晩節を汚さないために

 子供たちの手本となるべき先生や国民の公僕として長年働いてきた公務員の皆さんが退職金の多少の金額で後々の迷惑を省みず退職してしまう…。この話は予想された通りマスコミのバッシングに遭いました。早期退職者の混乱が起きないように新しい規定を次年度から発効としていた自治体も多かったようです。もともと地方自治体の財政難の改善を目指して改訂でしたが思わぬハレーションをもたらしました。
 さてこの話と似ていますが、退職者の有給休暇の消化の問題があります。バリバリ働いていた若手社員の頃に「有給休暇を…」と発言しても上司から「えっ、今、なんか言った?」という状況でした。つまり上司の言を翻訳しますと「有給休暇はセーフティーネットだよ。ケガや病気で休まなくてはならなくなった場合に備えて置いとくもの。仕事も半人前なんだから、有給休暇どころか土日も働かんかい!それより今月の売上げはどないやねん?」という意味なのです。(まさに病気になりそう)
 そんな古き良き時代?もはるかかなたとなり、今の若者は悠然と有給休暇を取るのが普通になっているのではないかと思います。あるいは正社員と言われる社員の割合が減って非正規雇用の社員が多くなった今日では例え形だけでも「有給休暇」という制度にあやかれるだけでも幸せなのかもしれません。
さて退職前に有給休暇を利用して長い休みを取るという問題はあちこちで耳にする話です。職場では残された人が少ない人数で仕事をこなして行かなければなりません。
 私の知人のある方は定年退職の最後の最後まで全く休みを取らずに自分の担当している仕事を完了させ、引き継ぐべき事項を次の担当者にしっかりと伝達して見事に勤め上げた方がおられました。誠に男の中の男でした。中高年の就職が厳しい折でしたが、その方は同じ業界の別会社に引き抜かれるようにして再就職されました。
 話はそれましたが、退職前に職場の迷惑お構いなしに有給休暇を取得するのは悪なのでしょうか?有給休暇は会社と労働者の間で交わされた契約に基づくものですから、労働者の正当な権利であると考えます。その権利を微妙な職場環境を利用して取りづらいままに制度の不備を放置してあるのは会社の怠慢ではないかと思います。先ほどの美談とも言える最後まで勤め上げた方は立派だと思います。しかし、経営者が男気のある行動に期待するのは間違っています。
 「晩節を汚す」に付け込んではなりません。晩節を汚さなくてもいいような制度にすべきかと思います。

▲PAGE TOP

«  | Home |  »


まとめ

Contents

  随 想
  詰々草
  風流旅日記

Admin

検索フォーム

アーカイブ

 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。