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献上図式(初代大橋宗桂)

 日本最古の棋書であり、そしてまた最古の詰将棋集と言われている初代大橋宗桂の伝慶長版「象戯図式」。京都陽明文庫に原本があることを詰将棋研究家である福田稔さんが詰将棋パラダイス昭和56年2月号(300記念号)にて詳細に伝えています。さて収められている50題は現代感覚からしますと、詰め上がりに持ち駒が余るとか手順前後が成立していたり、実戦さながらの配置で不要な駒があるなど洗練されているとは言えません。しかし、大橋宗桂は「パズルの面白さは解答の唯一性にある」ことをすでに理解していたと思います。といいますのは余詰作を放置していたという形跡がないからです。
 詰将棋は作者が意図した詰め手順とは別の手段でも詰むことを余詰と言って失敗作と判定されます。
指し将棋ではどんなに難しい詰め手順でも2通りの手段があることは珍しくありません。また他のジャンルには解答はいろいろとあるというパズルもあります。驚くことに江戸初期に大橋宗桂はパズルの優秀性は解答の唯一性にあることを見抜いて「詰将棋」を世に送り出しました。将棋所の開設を目指し、門弟たちと切磋琢磨する日々。終盤力を養うために門弟たちに「詰物」として終盤の局面を提示します。そんな状況の中「解答の唯一性」が大きな課題と発見したに違いありません。
「詰物」から「詰将棋」を誕生させた大橋宗桂の功績は偉大です。(つづく)

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