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安次嶺隆幸さん

 「こどもが激変する将棋メソッド」(安次嶺隆幸著、明治図書出版刊)を読みました。安次嶺さんは元奨励会員でプロ棋士を目指していました。現在は東京の暁星小学校の教諭とし教壇に立ち、将棋を通して子供たちの指導をしています。また、子供の教育アドバイザーとして全国で講演活動もしています。
 プロ棋士になれなかった安次嶺さんですが、教育のプロとして立派に活躍されています。将棋を通じて子供たちに「礼に始まり礼に終わる」精神を教えるのだという。始まりのお願いしますの礼。負けを認める「負けました」の礼。駒箱に駒をしまって「ありがとうございました」。特に「負けました」の礼が今の教育には大切であると。潔く負けを宣言してそこからもう一度立ち上がる気力と勇気を子供たちに身に付けさせたいと述べています。
 将棋会館でのプロの対局を実際に子供たちに観戦させる話がでてきます。子供たちには将棋の指し手の意味は理解できなくても真剣に読みふけるプロの<気>を感じるという。<本物>に直に触れることの大切さでしょうか。テレビ対局では感じ取ることのできない<気>なのでしょう。そして自分が指した後の相手の考慮している間の「待つ行為」が集中力の土台となるといいます。そういえばテレビゲームなどでは自分が継続的にプレーするばかりで<待つ>という行為はないように思います。
 さて自分の子供の頃を思い出しました。礼儀知らず同志の醜い勝負。負けて悔しい思い。
 ああ、この頃にこんな先生に出会っていたら・・・・と。もちろん将棋が強くなっていただろうにという意味ではなく、少しは人間として成長していただろうにという意味です。
 単に将棋が強くなることよりももっともっと大切なことがあると教えてくれた本でした。

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