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向井潤吉アトリエ館

『向井潤吉陸奥への旅』展に行ってきました。昭和30年代後半から日本の古民家を描いた油絵に古き良き日本を感じました。向井潤吉は戦前と戦後にパリに滞在しています。日本の古民家を描き始めるまでは人物画や抽象画など様々な絵を描いています。しかしパリの風景を描いた絵は少ないようです。自宅の火事で消失してしまったかもしれません。
 高度成長期の日本。姿を消しつつある古民家を書きとめておきたいという情熱が彼を陸奥への旅に誘ったのでしょう。かつて多くの画家が競ってパリの風景を描きましたが、彼は日本の原風景の方を好んだのでしょう。ダムに沈むというニュースでその日の内に旅立ったこともあったらしい。描いた風景の写真も残っています。ただし彼は現場で描き上げることを基本としました。多くの文人や画家が陸奥を旅したように彼も陸奥を愛した旅人の一人でした。写実的に描く原田泰治の絵と共通点を感じました。
 原田泰治の絵にはそこに生活する人物が登場しています。彼の絵にはほとんど人物が描かれていません。古民家に干されている洗濯物はさりげなく描かれている絵が多いです。廃家を描いているのではないという主張だったと思います。彼は1995年阪神大震災の年の秋に亡くなりました。93才でした。その2年前にこのアトリエを自分の描いた絵とともに世田谷区に寄贈しています。この潔さにも感動しました。

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