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湯田中温泉腰痛療養記

1.腰痛療養
 腰痛の療養と言い訳しながら北信州湯田中温泉に行って参りました。東京から長野まで新幹線で1時間半。さらに長野電鉄で北東に小一時間。終点が湯田中温泉です。長野電鉄の特急は小田急ロマンスカーの車両や成田エクスプレスの車両を再活用、懐かしさも郷愁を誘います。

2.まずは善光寺参り
 長野と言えば善光寺。そして善光寺と言えば「牛に引かれて善光寺参り」という説話があります。信仰の薄かったおばあさんが牛の化身に善光寺まで連れられて信心深くなったという話です。
 俗世間にどっぶり浸かって信仰心を失っている現代人は宿坊に泊まって精進料理、朝修行もいいかもしれない。

3.栄枯盛衰の温泉街
 湯田中温泉の近辺にはあちらこちらに温泉があります。まずは渋温泉。湯田中温泉から車で5~6分。もともと湯田中温泉の便利さには勝てず、宿の数でも賑わいも湯田中温泉が席巻していたらしい。
 ところが最近では渋温泉が湯田中温泉を完全に追い抜いたようです。湯田中温泉は歯が抜けたように廃業した旅館や飲食店が多く、渋温泉は密集した温泉宿に明りが灯っていない宿は見当たりません。
 渋温泉の温泉街全体のまとまりや団結が逆転の要因であるように思います。「温泉宿の一軒一軒が部屋」という精神が行き届いているようでした。
 次に角間温泉ですが、こちらは渋温泉よりもさらに不便です。林芙美子記念館がひっそりとありますが、温泉街という雰囲気は全くありません。商売気のない宿に外湯が3軒ほど。それだけに宿のお女将さんの人情が厚い。原田泰治の絵が飾ってあるのもいい。
 なお、日本秘湯を守る会の「角間温泉岩屋館」は上田市にあって眞田一族の隠し湯という触れ込みです。この角間温泉とは別です。角間温泉は温泉街として栄枯盛衰とは別次元で生き延びています。

4.渋温泉の金具屋
 渋温泉金具屋は昭和初期の建築物を今に伝えており、木造五階でレトロな雰囲気を漂わせています。
 スタジオジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」の「油屋」のモデルとなったと玄関に書かれていました。山形県銀山温泉の「能登屋」にも同様の話があります。むむむっ!全国各地にありそうです。

5.地獄谷温泉
 最後に渋温泉の奥にある地獄谷温泉。知名度は全国区です。お猿さんが入浴しているので有名です。今はお猿さんが温泉に入っているのは全国各地でみられ、ここ地獄谷温泉の専売特許ではないようです。
 猿の入浴から「100匹目の猿」の話を思い出します。この話は芋を洗って食べる猿がある一定数を超えると時間的空間的な隔たりを超えて伝播するというものです。「温泉は気持ちいいよ!」って誰も猿に教えていないし、長野の猿は東北の猿に教えていない。それなのに東北の猿も温泉に入るようになるという話です。興味深い話ですが賛否両論があるらしい。

6.外湯について
 小粒な外湯が特徴です。湯田中温泉に10以上。渋温泉には9つ。角間温泉には3つの外湯がありました。これまでの外湯のイメージは「安くて観光客も自由に入れる」「地元の人も普段から利用する」でしたが、こちらは自由度が少々低いです。
 宿泊した旅館で鍵を借りて近くの外湯に入浴します。たくさんの外湯には入れないシステムです。つまり外湯はそれぞれその地域の住民や施設の共同管理となっていて観光客にオープンになっていません。温泉マニアにはそこがまた魅力かもしれません。

7.桃山風呂
 宿泊したのは湯田中温泉では高級ホテル<よろづや>の対面に位置する<湯楽庵>。<よろづや>は創業200年の歴史を誇ります。豪壮かつレトロな建物の桃山風呂がセールスポイントです。湯楽庵のお客様はこの桃山風呂に自由に入れるのがうれしい。

8.眞田家ゆかりの地「松代」
 最終日に眞田家ゆかりの地「松代」に行きました。正確には長野市松代町です。あの川中島も長野市内です。大阪夏の陣で最後まで徳川家と戦かった眞田幸村が有名です。
 松代城は1622年に眞田幸村の兄眞田信之が沼田城から移封されその後幕末まで250年間、眞田家が徳川家の信任を受けていました。関ケ原の天下分け目の決戦では眞田昌幸、幸村父子は豊臣方にそして兄の信之は徳川方に着きます。どちらが勝っても眞田家の血筋を絶やさないようにという壮絶な決断でした。
 関ケ原の天下分け目の戦い。秀忠軍は上田城攻略に手間取り、肝心要の関ケ原に遅刻してしまいます。
 まさか関ケ原が一日で決着するとは!戦いが終わって「何しとったんや?」と家康に厳しく叱られる秀忠さん。同道していた参謀本多正信が命をかけて許しを乞う。
 この上田城にろう城して秀忠軍を翻弄したのが眞田昌幸、幸村父子です。江戸幕府は後々、敵将眞田幸村を称えることはあっても悪く言うことがありませんでした。さすが戦国武将人気ナンバーワンです。
 往事を偲ばせる松代城址、映画の撮影に頻繁に利用される松代藩文武学校、居並ぶ武家屋敷、今回は眞田宝物館が休館で次回の楽しみとなりました。
<余談その1>
NP0法人「将棋を世界に広める会」理事長の眞田尚裕氏は眞田家の末裔です。
<余談その2>
全国詰将棋大会2012年開催地は長野県に決定しています。今回の旅行は来年の格好の下見旅行となりました。

9.趣味の合わないHさんとの二人旅
 秘湯の旅は通常一人旅なのですが今回はHさんとの二人旅でした。クワガタとかカブト虫が趣味のHさん。秘湯と詰将棋が命の私。Hさんの温泉の入り方は30秒です。その代わり朝は3時に起きてムシ取りに出かけます。
 しきりに私を誘って下さるのですが、寝ぼけて詰将棋を考えていた方がいい。まさに「蓼食う虫も好き好き」趣味の合わない二人の珍道中でした。

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