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堅田旅行記

①堅田ってどこ?
 10月17日秋晴に恵まれ「芭蕉と義仲の会」秋の定例旅行会が行われました。今回の堅田は12年前に一度訪れていますので会員の皆様の中には2度目という方もいらっしゃったと思います。そして会員の平均年齢は確実に12才高くなりました。今回から<春に芭蕉><秋に義仲>を逆にして<秋に芭蕉>の旅行会となりました。
 堅田は大津市の西北部に位置し、平安時代から琵琶湖西岸の交易の地として栄えました。名古屋出身の私には大津に越してくるまで馴染みの薄い土地でした。そしてつい最近まで堅田の印象は「荒々しい船乗り」「物流や産業の町」であり、「文化の地とは程遠い」と思っていました。ところが江戸期には芭蕉の門弟も多く句会も盛んで、あちらこちらに多くの句碑が残っています。また三島由紀夫や五木寛之など多くの文人も文学作品の舞台としています。

②湖族の郷資料館
膳所を出発しますとあっという間に「湖族の郷資料館」に到着。館長の岡村さんに湖族の郷をご説明頂きました。アカデミックですね。一見さんではこういうためになるお話は聞けません。さすがに「芭蕉と義仲の会」ならではですね。

③本福寺
 資料館のすぐそばに本福寺がありました。現住職三上淳様は20代目。93歳ですが大変お元気です。浄土真宗中興の祖、蓮如上人がこの寺に身を寄せて普及活動をしたと言われています。11代住職の明式さんは俳号を「千那」といい芭蕉の高弟として名高く、芭蕉を初めて大津に招いた人物らしい。藤野先生に「センナさんて女性ですか?」アホな質問をした私です。 境内には芭蕉の肖像碑とともに句碑がありました。「病雁の夜寒に落ちて旅寝かな」「からさきの松は花よりおぼろにて」

④祥瑞寺
 臨済宗の禅寺。一休さんが修行を懇願したにもかかわらず、なかなか入門を許されなかったという逸話も残っています。そして13年も厳しい修行を積んだらしい。トンチで何度もピンチを切り抜けた一休さんの原点は厳しい修行だったのです。もう少し紙芝居では重々しく伝えないとあきませんわ。
 それはさておき、境内の重々しい雰囲気や苔の手入れは素晴らしい。そして芭蕉の句碑。「朝茶飲む僧静かなり菊の花」厳しい修行が感じられる名句です。

⑤浮御堂
 堅田といえば浮御堂ですね。近江八景は<堅田の落雁>であって必ずしも浮御堂ではないのですが、やはり近江八景には浮御堂が似合うようです。
 往生要集で有名な源信(恵心僧都)が琵琶湖の安全祈願のために建立したとか。芭蕉の句碑「比良三上雪さしわたせ鷺の橋」なんともスケールの大きい俳句ですね。そう言えば藤野先生は「今日はスケールの大きい俳句を期待します」とおっしゃっていました。
 十六夜の弁記碑?どこかで見たような???そうそう資料館の2階にしっかりと写真が飾ってありました。芭蕉と門弟の皆さんの交流が偲ばれます。

⑥堅田漁港
 網を修繕する漁師の方がおられました。水質汚染の問題とか外来種の問題とかご苦労の程が感じられます。外海と違って遭難危険が少ないのは良いことかと思います。そして芭蕉の句「海士の屋は小海老にまじるいとど哉」藤野先生にはこの碑の前で12年前も解説して頂きました。

⑦出島灯台
 明治8年の船の事故では47人の方が亡くなられたとか。この事故を機に作られた木造の灯台。おっと事務局長!年を考えなはれや~。還暦過ぎて孫もいてはるのに危ないなあ~。「灯台には登らないで下さい」て書いてますがな~。

⑧勾当内侍廟・野上神社
 勾当内侍とは新田義貞の妻。天下の義貞が見初めたからにはかなりの美人だったのでしょう。義貞の死を知った内侍は湖中に身を投げました。内侍を哀れんだ人々が内侍の霊を弔ったのが始まりです。「内侍まつり」はこの時期に行われています。大津に長く住んでいる人にもあまり知られていない話、知られていない神社ではないでしょうか?ん!知らなかったのは私だけ?

⑨俳句のレベルも格段にアップ
 さて今回は旅行行程が短く俳句大会の開催も難しいのではないかと心配されました。しかし、藤野先生は皆さんが散策する間も移動の車の中で選評作業して頂きました。そして12年前と比べて会員の皆さんのレベルアップですね。格調高い句がたくさん詠まれました。藤野先生お疲れ様でした。
 ある会員と会員の会話 「俳句を趣味とする人なら皆さん持っているサイジキ(歳時記)って何?」 「そんなもの食べたことないから知らんわ~」。

⑩<道の駅米プラザ>・<道の駅からすま>
 <道の駅米プラザ>は以前から滋賀県のデートスポットとして有名だったらしい。今でも自他共にその道のプロと認めるある方がしみじみとおっしゃっていました。「ここで口説くんだよね~」と。
 一方、<道の駅からすま>はまだ新しいのではないかと思います。新鮮な野菜や果物の直売で人気上昇中です。「来春はメロンを求めて道の駅」(落選?)

⑪旅について
 旅は日帰り旅行であってもワクワクしますね。ましてや一泊旅行となればなおさらです。行く先々に何が待ち受けているかと出発前から思いはあれこれと巡ります。江戸時代の旅行は道中の危険も多く、旅先での体調管理も心配です。芭蕉は命がけの決意で家を出たのでしょうか?

⑫旅について(その2)
 先月、テレビで全国を徒歩で旅を2年も続けているカップルを紹介していました。<1>予定を立てない<2>名所旧跡には立ち寄らない<3>他人の好意には遠慮なく……という3点を貫いて歩いています。仕事も捨て、家も捨ててどこにでもあるような日本の町々や村々を歩いて巡っています。地方の人々との交流、その土地の新鮮な食べ物を味わっています。川で水浴びする姿に人間の逞しさを感じました。そしてどこか芭蕉と似ているように感じました。

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