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秋田・宮城・山形<県境>秘湯一人旅の記

 紅葉時期の直前に秋田の秋の宮温泉を皮切りに宮城の鳴子温泉、山形の銀山温泉、そして帰路は最上峡を通って帰ってきました。

 秋の宮温泉は、秋田市内より車で2時間弱です。秋田県では最も古い温泉らしいのですが、その秋の宮温泉の中でも新五郎の湯の開業は元禄年間の1702年と実に赤穂浪士の討入の頃です。
 当主は、現在13代菅新五郎氏。そして次期当主の若主人菅信成氏が秋田県の将棋ホームページの主催者であり、アマチュア将棋界の世話人との情報を出発直前にある方より頂いて早速その日の内にお会いしてきました。
 ここは、自炊もOKなのですが、口コミ情報では料理もおいしいと評判です。温泉好きの私にとってあこがれの秘湯の若旦那が将棋ファンであり、知り合いになれて大いに幸せです。

 そして、奥の細道で有名な松尾芭蕉が河合曾良をお供に旅をした史跡が多く残っている鳴子です。鳴子峡の「尿前の関」では足止めを食らい厳しい取調べを受けたと言われています。<蚤虱馬の尿する枕元>。また最上川沿いには「芭蕉乗船の地」「芭蕉下船の地」があり、船を利用したとされています。<五月雨を集めて早し最上川>いずれにしましても芭蕉にとって交通手段の未発達の江戸時代にみちのくを旅することは命懸けであり、「命をかけた俳句」ではなかったかと思います。

 一番の難所であったと思われる鳴子峡の遊歩道は昨年の落石事故で工事中でした。一部復旧していましたが、一番の景勝場所が不通となっていました。(ハイリスク・ハイリターン?何のこっちゃ)<秋空にせせらぎだけの鳴子峡>

 そして、温泉についてですが、鳴子、東鳴子、中山平の湯質の種類の豊富なことが印象的でした。特にウナギ湯と言われる<ゆさや>の湯。中山平のしんとろの湯。ウナギのヌルヌルの感触から命名されたらしい。この地域は観光地化されてはいるものの、自炊できる旅館が数多く残っていて湯治場としての温泉地を残こそうとしているように思います。

 今回、自炊にて宿泊した西多賀旅館はもともと100%自炊湯治客であったらしい。今は自炊客は半分程度に減少したとのこと。陸羽東線沿線には駅の近くにたくさん温泉があります。JR駅から近いというのは大きなメリットで秋田県北部や青森県の山深い秘湯とはまた違う趣です。

 銀山温泉は、大正ロマンの風情と言われるように温泉街のガス灯やレトロな旅館建物の雰囲気が人気です。特に能登屋はスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルと言われています。町全体で温泉街の景観を保つ努力をしています。鳴子温泉と比較してまさに観光地化された温泉街という印象でした。自炊のできる旅館を探しましたがありませんでした。

 JR陸羽東線の境田駅は、標高338mにあります。そして駅のすぐ際には分水嶺があって日本海と太平洋に東西に分かれて水が流れて行きます。

 最上峡は、険しい鳴子峡とは対照的にゆったりと流れる渓谷というイメージ。時間を忘れさせてくれる雄大さが実に素晴らしい。京都の嵐山を思い出し懐かしく感じました。<秋深しここは都かみちのくか>。

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